カプリスデデュー(caprice des dieux)の食べ方や料理方法について、まとめました。
この記事を見ているのは、
「カプリスデデューの食べ方を知りたい。そのまま食べるだけではなくならないからアレンジレシピを知りたい」
「カプリスデデューを買った。美味しくなかったから食べ方でなんとかしたい」
「購入前の参考に調べごとをして、どんな味がするのか特徴を知りたい」
といった方だと思います。
ここでは、「特徴」「カプリスデデューを料理に使う方法」「そのものの形を残す食べ方」「保存で気をつけたいこと」などをまとめています。
目次
まずはカプリスデデューの特徴を簡単に
カプリスデデューの特徴は、「カマンベールチーズ似」「脂肪分が高くクリーミー」「クセが控えめで穏やかな味」
カマンベールチーズとの共通点と違い
カプリスデデュー(caprice des dieux)とは、「神様の気まぐれ」という意味。1956年に開発された、工場生産されるチーズの中では長い歴史をもつチーズです。
特徴は、カマンベールチーズと同じグループの白カビチーズであること。
一見するとカマンベールチーズと似ていますが、カプリスデデューはカマンベールチーズより脂肪分が高くクリーミーです。
脂肪分が高くクリーミーなカプリスデデュー
カプリスデデューは、「原材料の牛乳に生クリームを加えて作る、こってり濃厚なチーズ」です。
カプリスデデューなどの、クリームを加えて作るチーズは、固形分(脂肪やタンパク質など水分を除いた成分)中、脂質が占める割合が60%以上になります。
マイルドで食べやすいチーズ
フランスから輸入されたカマンベールは発酵臭が強く、ちょっと臭いものもありますが、カプリスデデューは「熟成が若いうちは臭わず、クセがなく、とにかく食べやすい!」と言われています。
クセの無さのために食べ方は幅広く、手間いらずのオードブルに最適です。
※カプリスデデューの特徴について、ネットで調べた他にこちらの本も参考にしています。
チーズの教本2019 NPO法人チーズプロフェッショナル協会 90ページ 192ページ
カプリスデデューの食べ方いろいろ
カプリスデデューの食べ方をいろいろまとめました。
新しいものをそのままに近い状態で食べる食べ方や、ワインなどのお酒との相性、時間がたってやや臭いが出てきたときの食べ方、料理方法についてまとめています。
簡単な料理にするなら
まずはカプリスデデューの、そのままに近い食べ方から。
カプリスデデューはクラッカーに乗せたり、バケットに乗せたりするだけでちょっとした料理になります。
それだけでは物足りないときは、はちみつやジャム、コショウでアクセントを付けてみてください。
ジャムは、アプリコットが濃厚な味のチーズに合います。
カプリスデデューの高い脂肪分が若干くどくかんじられるときは、レーズンやドライマンゴーなどのドライフルーツを添えて箸休めに。
リンゴなどのフレッシュフルーツでさっぱりさせたり、クルミなどのナッツで食感に変化をつけると、より飽きずに食べ切れると思います。
カプリスデデューの味さえ気に入っていれば、簡単な食べ方でバリエーションを作れます。
※参考にした本
チーズのソムリエになる 著 久保田 敬子
楽ウマ! チーズレシピ 著 梶尾 泉
お酒のお供としてなら
カプリスデデューでお酒を飲むなら。
まだお酒を買っていなくて自由に選べるなら、メーカー公式サイトのおすすめを参考にしてみてください。
カプリスデデューに合うと言われるのは、
・ライトボディの赤ワイン
※ライトボディ・・・アルコール度数や渋みが弱めの傾向がある
・フルーティーな白ワイン
・シャンパンなどのスパークリングワイン
参考にしたサイト※サヴァンシアフロマージュ&デイリージャポン カプリスデデュー
※サヴァンシアは、カプリスデデューのメーカーです。
チーズとワイン選びの基本の基本を持ち出すと、渋みやアルコール度数がある、どっしり飲みごたえのあるタイプのワインは癖が強い青カビチーズ向けと言われています。
白カビタイプのチーズにはフルーティーな赤ワインが合わせやすいそうで、そういったセオリーを踏まえてもメーカーのチョイスは頼もしい感じです。
参考にした本※ワインの基礎知識 知りたいことが基礎から学べるハンドブック 著 若生ゆき絵
このようにメーカーおすすめのお酒や、セオリーめいたものはありますが、消費者からは何でもおいしいという意見もあります。
白ワイン、シャンパーニュ、赤ワイン、日本酒、ビール、お酒のお供として何でも合わせられる万能のチーズと言われています。
※参考にしたサイト
このサイトのカプリスデデューのレポートがとても美味しそう。
臭いが気になるときの食べ方
カプリスデデューは臭いもクセもなく食べやすいと言われていますが、鮮度や食べる側の嗜好によっては、臭いやクセで食べにくいかもしれません。
カプリスデデューの表皮が苦かったり、口当たりが悪くて気になるときは、皮を外して中身だけ食べてみてください。
はちみつやジャムや、コショウなどのスパイスを添えると、さらにクセが気にならなくなると思います。
カプリスデデューのクリーミーな中身だけをパンにのせてトーストにしたり、料理にすると食べやすくなると思います。
臭いが出ているときもはちみつやジャムが有効ですが、どうしても臭みが気になる時は料理の素材としてなら食べやすいと思います。
料理のレシピ
カプリスデデューは料理の素材としても使えます。
クリーミーな乳製品なので、リゾットに入れてコクを出したり、シチューやグラタンの隠し味に、色々使えます。
カプリスデデューはレシピはこちらのサイトが詳しいです。
保存で気をつけたいこと
カプリスデデューの特徴は、クリーミーでミルキー、クセやにおいが控えめなことですが、鮮度によっては臭いが出ることがあります。
カプリスデデューは、買った後も時間とともに熟成が進み味やにおいが変わっていくチーズです。
熟成されたチーズの臭いが好きな方はゆっくり楽しんでいただいて大丈夫だと思いますが、クセがない間に食べたい方は早めに食べきるのがおすすめです。
日本のスーパーで売っている国産のカマンベールチーズは、加熱殺菌で熟成による味の変化を止めた製品が多いです。
雪印や明治のカマンベールチーズに慣れていると、カプリスデデューのように、時間とともに味や香りが変わってくるチーズは戸惑うかもしれません。
高カロリーだから食べすぎにきをつけて
カプリスデデューは脂肪分が多めのチーズです。もちろんカロリーもあって、100gあたり333キロカロリー
ちなみに雪印のカマンベールチーズが100gあたり311キロカロリー。
コンテなど、水分をよく抜いて乳の栄養を凝縮させたチーズだと、100gあたり400キロカロリー近くです。
チーズの中ではびっくりするほど高い方ではありませんが、ダイエット中や胃もたれしやすい方は食べすぎに気をつけてくださいね。
カプリスデデューをコストコ・カルディ・成城石井で探すなら
カプリスデデューは、コストコや成城石井などの店舗でも販売されています。
長い歴史があり有名な製品というのもあって、スーパーなどの身近なお店で見かけたという声も。
成城石井で見かけたという声▼
チーズは成城石井などでも売ってるカプリスデデュー。
— shamon@細々とワイン勉強中 (@shamonoir) July 27, 2019
ドライイチジクも成城石井。トルコものは美味しい。
ワインはピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワール。https://t.co/INW3kYjtzu https://t.co/BObviYyvzm
コストコで購入したという声▼
読者様におすすめ頂いた白カビチーズを購入してみました!フランスのチーズ、カプリス・デ・デューです。
引用元 コストコ通 カプリス・デ・デュー
カルディでミニサイズのカプリスデデューを見かけたという声▼
先日、カルディでミニサイズのカプリス・デ・デューが売られているのを見ました。おそらく50gくらいの量で、天使の絵柄はありませんが楕円形の箱入りでした。値札が付いていなかったので価格不明ですが、食べ切りサイズで使い勝手が良さそうでした。その後、見かけないのでレアな商品なのかもしれません。
引用元 肴は熟したチーズがいい 《カプリス・デ・デュー》神様の気まぐれチーズ
住んでいる地域によってはカプリスデデューがみつからなかったり、お店の方針が変更されて取り扱われなくなったりするかもしれません。
私は人口が少ない田舎に住んでいて、近くの店舗でカプリスデデューを見かけたことがありません。
店舗で見つからないときは、通販でも取扱あり。
125gで1000円以上のお店もありますが、こちらのカプリスデデューはお値段が安め。※2020/12/17に価格をチェック
ワインとまとめて取り寄せられるので、お酒を飲む方に特にオススメ!
このお店でカプリスデデューの価格をチェックするにはこちらをクリック▼
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