日本のチーズが高い理由はいくつかありますが、この記事では2つの理由にしぼってまとめます。

 

 

日本のチーズが高い理由1・輸入チーズなら、輸送費関税が小売価格に上乗せされる。

日本のチーズが高い理由2・関税がかからない国産チーズでは、原料となる乳の価格が高い。

 

 

日本では税金が高いか原料が高いかで、チーズの販売価格は高くならざるをえないようです。

 

 

 

リンゴ1

より詳しくは続きで!日本では高いチーズを、安く買う方法も提案しています。

 

※記事中で表記されている関税率やチーズの価格は、記事を初公開した時点、または参考にした書籍やネットの記事が書かれた時点での税率・価格であることをご了承ください。

 

 

 

日本のチーズは本当に高くてまずいのか。

日本のチーズは高くてまずい、と書かれているのを見かけます。

 

値段については日本のチーズが高いのは確かです。

国産チーズは原材料の乳が高価なことから値段が高く、輸入チーズは関税がかかって小売価格が上がっています。

フランスなどの国でナチュラルチーズの値段に慣れた方からすると、日本のチーズは高いと思います。

 

ただ、味については、まずいかといえばなんともいえません。

日本のチーズのまずさについての話題は書き出すととても長いので、別の記事でどうぞ。

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日本のチーズがまずいと感じられる理由について、味覚の研究とチーズの歴史をからめて書いてみた

 

 

 

同じメーカーの同じ名前のチーズでも値段はフランスより高い

 

国内で売っているという意味なら、世界中のチーズも日本で身近な存在です。

ただ、日本ではチーズの値段が高いです。

 

たとえば、ルスティック・カマンベール、カプリス・デ・デューは1000円以上するお店が少なくありません。

 

しかしフランスでは、

春限定のルスティック・カマンベール・プランタンが1個(250g)で日本円に換算して260円程度。

カプリス・デ・デューが1個(200g)で日本円に換算して320円程度。

 

同じチーズでもフランスと日本で3倍ほどの価格差があります。

 

 

フランスからの輸入チーズはたしかに日本では高い!

 

イタリア、イギリス、オランダも、チーズの値段は日本と比べて安いようです。

 

海外では安いチーズが日本で高い理由は、輸送料と関税にあります。

輸入業者や小売店の利益もありますよね。

 

リンゴ2

輸送料と関税とマージンで値段が3倍ってそれはボッタクリ価格のような・・・

カボチャ1

ボッタクリは言葉がちょっと。ことチーズについては関税率に加えて輸送料にまで税金がかかってしまうので、日本のチーズが高いのは販売店の取り分だけではないんですね

 

国内の産業を守ることなどを目的として、輸入品にかけられる税金【輸入関税】。

この金額が、チーズそのものの価格に対して大きいのです。

 

 

※参考

手頃でおいしい!フランスのスーパーで買えるおすすめチーズ8選 たびポケット

 

 

 

輸入チーズは輸送料にも関税がかかる

日本のチーズにかけられる輸入関税には、輸入品の重量に対してかけられる【従重税】と、価格に対してかけられる【従価税】があります。

チーズの関税は従価税ですが、チーズそのものの価格だけに関税が課せられるのではありません。

 

こちらは日本に入ってくるチーズにかかる関税の金額をあらわす式です。

 

輸入チーズの関税の金額=(仕入れ価格+輸送料+保険料)×関税率

 

ちなみにチーズの関税率は、一般的には29.8%となっています。

もっと低い税率や、無税で輸入されるチーズもありますが、一般的には30%に近い割合で関税がかけられているのですね。

 

リンゴ3

日本のチーズが高いのも当然!

 

 

さらに一部のチーズは、品質を保つために船便で輸送するのが難しく、

運賃が高い空輸で運ぶ必要があります。

 

空輸の高い輸送料に関税がかけられて、さらに日本のチーズの小売価格が高くなってしまうようです。

 

 

参考・・・チーズの関税について

チーズの教本2019 60ページ

 

 

 

国産チーズが高い理由のひとつは原材料が高いこと

 

日本で消費されるチーズの大部分は輸入品によってまかなわれていますが、割合としては小さいながら国産のチーズも販売されています。

 

関税がかからない国産チーズなら、輸入チーズと比べて安く買えるのでは・・・

というと、国産のチーズも高いのが現状です。

 

明治 十勝北海道カマンベール

雪印 北海道100カマンベール

 

など、国産のチーズは身近なスーパーやコンビニで販売されていますが、その値段は安くても100g300円程度ではないでしょうか。

 

ここで、先ほど紹介したフランスのチーズの価格を思い出してください。

フランスでは250gのルスティックカマンベールプランタンが日本円にして260円で販売されていたそうです。

 

国内生産されて日本で販売されているチーズも高いですね。

 

関税がかからない国産チーズが高い理由として、考えられるのは、原材料の価格です。

 

いくつかの国の乳の平均価格

これを見てください。

 

2017年の生産者平均生乳価格(円換算・100kgあたり)

 

アメリカ・・・4392

EU28カ国・・・4467

ニュージーランド・・・4686

日本・・・10240

 

他の国が100kg4000~5000円の間におさまっているのに対し、日本だけ倍以上の1万円台になっていますね。

 

リンゴ3

フランスと日本でチーズの原料の価格が倍ほど違えば、日本のチーズが高いのも当然というか・・・

 

 

※参考

酪農乳業参考データ 一般社団法人Jミルク

 

 

 

日本でチーズが高い理由はここまで。

関税といい原材料の価格といい、いち消費者にはどうにもならないことですよね。

 

 

リンゴ1

(署名をあつめて税率を下げる運動をしようかくらいの気概がある方は別として)

 

そこまで話を大きくしなくても、少しの割引率で良ければチーズは安く買うことができますよ。

 

 

複数人で、大きなホールをまとめ買いしてシェアすれば、小さなカットで買うより割安になることが多いです。

 

それが難しいときは、ポイント還元率が高いクレジットカードで、家賃などの生活の固定費を支払い、ポイントを生活必需品にあてて、浮いたお金をチーズグルメに使う方法もありますよ。