ダージリン紅茶の特徴と旬について、

調べて飲んでまとめました。

 

参考文献リストつきで

情報の根拠がわかるダージリン紅茶のはなしです。

 

リンゴ1

それでは本題にはいります。まずは目次からどうぞ!

 

ダージリンとはこんな紅茶産地

ダージリンはインドの北東、西ベンガル州の小さな紅茶産地です。

そこで生産される紅茶が、生産地の地名そのままダージリンと呼ばれています。

 

知名度に反して本物のダージリンの生産量は少ない

 

紅茶の有名さに反して紅茶産地ダージリンの面積や

紅茶の生産量は小規模。

 

ダージリンには87の茶園があり

茶の作付面積の合計は17800ヘクタール程度になります。

 

日本の国土は37800000ヘクタールですから

ダージリンのなかで茶を育てている場所の面積は

日本の国土の0.2パーセントにも満たないことになります。

 

桁の大きさのために計算機で対応できなかったので

かなり大雑把な数字です。桁が間違っていたらごめんなさい

 

生産量も多くはなく、

インド全体の紅茶生産量に対して

1パーセントにも満たない希少な紅茶です。

 

ヒマラヤ気温差の大きい気候が、ダージリン紅茶の香りをつくる

 

ダージリンの紅茶山地はヒマラヤ山脈の山麓

標高500メートルから2000メートル程度にあります。

 

気候は昼夜の気温差が激しく、

晴天から霧、晴天から小雨と

気まぐれに天気が変わることが特徴です。

 

気温差や天気の変わりやすさといった自然条件が

ダージリンの紅茶の風味を作ると言われています。

 

シッキム、ネパールもダージリンと同じくヒマラヤ山麓の紅茶産地

 

シッキムやネパールは、ダージリンと同じく

ヒマラヤの山麓にある紅茶山地です。

自然条件がダージリンと似ているため

ダージリンと共通する特徴を持つ紅茶が生産されています。

 

ダージリン紅茶の特徴

ダージリン紅茶の特徴は、

紅茶のシャンパンと呼ばれる豊かな香りと爽快な渋みです。

紅茶を生産する季節によって香りや味が変わり

年に3回のクオリティーシーズン

(香りや味が充実する紅茶の旬)をむかえます。

 

マスカテルフレーバーとは

ダージリンセカンドフラッシュの香りは「マスカテル」

「マスカット」のような、などと表現されています。

 

マスカテルとは「Muschatel」と書き

この言葉の中にある「Musc」とは、

もともと香料に使われるムスク(麝香ジャコウ)のことをさします。

ぶどうのマスカットとは関係がないと言われています。

 

マスカテルフレーバーとは、

フルーツのような甘い香りと、ウッディと呼ばれる木質の香りが

混ざりあったものを指しています。

 

 

マスカテルフレーバーについて特に参考にした本とウェブサイト

 

紅茶の事典 著 荒木安正 松田昌夫

ティーズリンアン マスカテル ムスク

 

 

旬によって同じ茶園でも個性豊かな紅茶になる

ダージリンの紅茶は同じ茶園で生産された紅茶であっても

チャノキから葉を収穫する季節によって

紅茶の香りや味わいが変わります。

 

ダージリンの旬は年に3回。

 

  • 春に葉を摘むダージリンファーストフラッシュ
  • 夏に葉を摘むダージリンセカンドフラッシュ
  • 秋に葉を摘むダージリンオータムナル

 

 

夏と秋にチャノキから葉を摘むモンスーンフラッシュ

特徴が出にくく旬の時期とは呼ばれていないダージリン紅茶です。

 

紅茶の名前 季節 特徴
ダージリンファーストフラッシュ 3月から4月 春の旬。茶葉は一般的に緑茶と似た外見。紅茶の水色は淡く、淡いオレンジ色の紅茶になる。草のような青みがある香り、フルーツのような爽やかな香りがある。
ダージリンセカンドフラッシュ 5月から6月 初夏の旬。ファーストフラッシュより紅茶の水色が濃くなり、味も濃くなる
ダージリンモンスーンフラッシュ 8月から9月 特徴が出にくい。モンスーンフラッシュの時期は、気温の高さと雨の影響でチャノキの葉が大きく成長する。
ダージリンオータムナル  10月から11月 秋の旬。ダージリンセカンドフラッシュより、穏やかな香りの紅茶が多い。柑橘系のドライフルーツにも似た香りが出る。

 

 

美味しい飲み方と入れ方

ダージリン紅茶の美味しい飲み方は

まずはストレートで紅茶そのものの水色、香りを楽しんでみてください。

 

ダージリン紅茶は香りの良さが知られており

ダージリンファーストフラッシュでは青葉の緑っぽさを感じる

清々しい香りとさっぱりとした味わい。

セカンドフラッシュ、オータムナルでは

木やお香のような香りとフルーツのような甘みが入り混じった

深みのある香りを楽しめます。

 

 

 

入れ方は最初は製品ごとの説明どおりに

 

ダージリンの紅茶の入れ方は

まずは製品の説明通りの茶葉の量、

時間、お湯の温度でいれてみてください。

 

ダージリン紅茶には

製品によって茶葉の大きさ、形に違いがあるため

最適な入れ方が製品によって変わってきます。

 

また、紅茶の味の一番美味しいポイントも

飲む人それぞれの好みや、同じ人でもその時の体調や気分によって

さまざまに変化します。

 

 

そのため、いちがいにこの茶葉の量、この時間という解説は

ここでは控えさせていただきますが

目安として茶葉が大きいダージリンほど、

香りがでてくるまで時間がかかると考えてください。

 

 

※補足 茶葉の大きさと浸出時間の関係

紅茶は茶葉の大きさによって

茶葉が水分を吸って湯の中で開き

香りや味が抽出されるまでにかかる時間がかわります。

 

茶葉が大きい、オレンジペコーでは5分から6分の間

茶葉がオレンジペコーより細かい、ブロークンオレンジペコーでは

3分から4分の間が、最も良い香りが得られる時間と言われています。

 

 

 

失敗しにくいのは、濃い目に入れて

渋すぎたり、苦すぎたりしたら

お湯や牛乳で美味しい濃さまで伸ばす入れ方です。

 

 

ミルクティーには合う紅茶とストレートの方が美味しい紅茶がある

ダージリンは今回記事を書くとき参考にした資料では

ストレートで香りを楽しむことを

おすすめされていることが多い紅茶です。

 

ダージリンの中でミルクティーに向くのは

ダージリンオータムナルと言われていますが

製品によって味わいに差があり、中には

ストレートで美味しい紅茶もあるため

飲み方については個々の紅茶の個性を見て決めると

よりおいしくいただけると思います。

 

リンゴ1

さいごに、さきほどお伝えしたことのくりかえしを。

どんな紅茶が美味しいかは人それぞれ。

また、気分や体調によっても美味しく感じる紅茶は変わってきます。

いろいろいれて、ぜひ美味しいダージリン紅茶の加減を探ってみてください♪

 

 

 

この記事を書くとき参考にした本とウェブサイト

 

紅茶味わいの「こつ」理解が深まるQ&A89 著 川崎武志 中野地清香 水野学

基礎から学ぶ紅茶のすべて 著 磯淵猛

紅茶、知って味わう 著 磯淵猛

紅茶ブレンド 著 磯淵猛

紅茶の事典 著 荒木安正 松田昌夫

ティーズリンアン マスカテル ムスク