フランス産のチーズが臭い。このチーズどうして食べたら良いのだろう。

 

 

この記事を見ているのは、

「フランスに行って現地のチーズを買ってみた。フランスのチーズって臭い・・・」

「輸入食材店などでフランス産のチーズを買ったら臭い。値段が高いし美味しいだろうとおもっていたのに」

という方が多いと思います。

 

フランスのチーズが臭いと感じたときは、食べ方を工夫してにおいを和らげられるかもしれませんが、無理に食べないほうがいいときもあります。

 

ここでは、フランスチーズの臭いを和らげる食べ方や、臭いの原因についてまとめました。

 

 

フランスのチーズが臭い理由はこれかもしれません

 

フランスのチーズが臭い理由について推測してみました。

 

加熱殺菌されていないから熟成がすすんで臭いが出ている

食べ慣れていたチーズが、日本のプロセスチーズや国内メーカーのカマンベールチーズなら、フランスのチーズはそれと比べて臭く感じるかもしれません。

 

雪印や明治のカマンベールは、包装したあと加熱殺菌して、熟成が進み臭いが立ってくるのを止めています。

また、6Pチーズなどのプロセスチーズも、チーズを加熱して溶かし、再び固めたものです。加熱によって殺菌され、チーズの状態が安定しています。

どちらも安定していて、賞味期限と保存方法を守れば、冷蔵庫に入れて放っておいても臭くなりにくいチーズです。

 

いっぽうフランスのチーズだと、一部プロセスチーズや加熱殺菌したカマンベールチーズもありますが、加熱殺菌されていないチーズも多いです。

 

リュスティック・ブリー

リュスティックカマンベール

カマンベールドノルマンディー AOP

など、

 

これらは加熱殺菌されていないため、放っておくと微生物の働きによって臭くなってくることがあります。

 

フランスで買ったり、フランスから輸入されたチーズが臭いときは、微生物によって熟成が進みすぎて、食べごろを逃して臭くなっているのかもしれません。

 

つーんとくるアンモニア臭が強いときは、熟成が進んでいるサインです。

時間がたちすぎている可能性があります。

 

熟成の度合いのせいで臭く感じる場合は、「熟成がすすんでいないもの」「できるだけ賞味期限に余裕があって新しいもの」を選ぶと、臭さを感じないかもしれません。

 

 

臭い種類のチーズだった

チーズの中には臭いが強いと言われるものがあります。

ウォッシュタイプと呼ばれるチーズは、表面の皮から強烈な臭いがすることが珍しくありません。

 

食べたチーズの名前が、

マロワール

マンステール

ポン・レヴェック

リヴァロ

エポワス 

ピエ・ダングロワ

だったら、それは臭いものが多いと言われるウォッシュチーズです。

臭いのは皮だけかもしれないので、食べられそうなら表面の皮をはずして中身だけ食べてみてください。

 

 

無殺菌の牛乳から作ったチーズを食べた

 

フランスではすべてのチーズの1/4が、殺菌せずに微生物が活きたミルクで作られていると言われています。

 

いっぽう日本で作られるチーズは、すべて殺菌したミルクで作られています。

殺菌したミルクで作るチーズの特徴は、個性がよわくなるかわり、多くの人に好まれやすい、やさしい味わいになることです。

 

その逆に殺菌しないミルクで作るチーズは、原料そのものが持つ多くの種類の微生物がはたらいて、チーズの豊かな風味をつくります。

 

 

殺菌したミルクで作った日本のチーズを食べ慣れていると、フランスで殺菌していないミルクから作ったチーズは個性が強く、臭みを感じるかもしれません。

 

 

チーズの状態や鮮度がよくない

チーズの中には、日本の加熱殺菌されたカマンベールチーズやプロセスチーズと違って、時間とともに臭くなったり、味が変わってくるチーズがあります。

 

そのような、時間とともに変化するチーズはデリケートです。

賞味期限内であっても、保存状態が悪いと風味が悪くなることがありますし、買ったときにはすでに食べごろを逃している可能性もあります。

 

賞味期限内でもよほど臭いがひどいときは、買ったお店に現物を持参して問い合わせてみるほうがいいかもしれません。

 

 

よほど臭いが不快なら無理に食べないほうが良い

フランスのチーズを買ってみて臭いときは、まず食べて良いのか迷うと思います。

 

臭いものは食べずに廃棄、とすぐ割り切れるなら良いですが、もったいないと思ってしまう方もいるのではないでしょうか。

 

迷ったときは、

近くに、実際にチーズについて知識があって、チーズの状態を見せて相談できる人がいるならその人に聞いてみるのが良いと思います。

聞く人がいなくて食べるのが不安なら、無理に食べないほうが安全です。

 

 

食べると決めたら

 

臭いけど食べてみることを決めたら、食べ方を工夫するとにおいが気にならなくなるかもしれません。

 

こちらで、フランス産カマンベールチーズの、においが気になるときの食べ方を紹介しています。詳しくは記事をご覧ください。

▼▼▼

金のカマンベールがまずいと言われる理由と食べ方についてのまとめ

 

 

フランスで臭くないのはどのチーズ?

フランスのチーズにも、比較的臭いが控えめで、慣れていなくても食べやすいと言われているものがあります。

 

フランス産の臭くないチーズを探すときは、ハードタイプや、セの無さがうりになっている製品がおすすめです。

 

 

・カンタル・・・素朴で優しい味わいのハードチーズ

・カプリスデデュー・・・臭いが少なく、脂肪分が高めでクリーミーな白カビチーズ

・サン・タンドレ・・・固形分中の脂肪分が75%になる、白カビチーズ

・フロマージュ・ブラン・・・熟成させていないフレッシュタイプのチーズ

 

ハードタイプは熟成による味の変化がじっくり進み、水分が少なく日持ちもよく、じっくり楽しみたいときに向いています。

 

 

※ 

この記事を書くとき参考にした資料

チーズの教本 2019 NPO法人 チーズプロフェッショナル協会

チーズのソムリエになる 著 久保田 敬子