グリュイエール(グリエールとも)とエメンタールチーズの違いとは

 

この記事を見ているのは、

「お買いものの参考としてグリュイエールとエメンタールチーズの違いを知りたい」

「レストランのメニューで名前を見かけたり食べたりして、グリュイエールとエメンタールの違いを雑学として知りたくなった」

という方だと思います。

 

リンゴ1

お買い物の参考として、味などの違いを知りたい方へ向けて、まずは手短に!

 

 

グリュイエールチーズとエメンタールチーズは両方、スイスで作られているハードチーズ。

どちらもチーズ作りの過程でよく水分を切り、固い質感に仕上げたチーズです。

加熱すると溶けて旨味が増すと言われるところも、似ています。

 

 

 

わかりやすい違いを挙げるなら3つ。

 

 

・グリュイエールとエメンタールでは、チーズを生産している州が違う

 

エメンタールは穴が空いているチーズ。グリュイエールチーズは穴がない。カットする前の大きさは、エメンタールチーズのほうがビッグサイズ。世界一大きいといわれている。

 

エメンタールチーズのほうが味わいは淡白でやさしい。グリュイエールチーズは、酸味とナッツのような香ばしさがある。

 

 

 

もし、チーズフォンデュのレシピにグリュイエールチーズとエメンタールチーズ両方用意するよう書かれていて、どちらかいっぽうでもいいんじゃないか?

(2種類とも買ったら余る・・・)

 

と思ったときは。

1種類でも作れます。ただ、できたら2種類用意してブレンドしたほうが味に深みが出ると思います。

 

2種類のチーズの、塩加減や香りの強さを見てからブレンドの比率を決めて、自分好みの味にもしやすいです。

 

エメンタールもグリュイエールも、余ったらチーズトーストやグラタンやキッシュなど、シュレッドチーズを使うような加熱料理で使えますよ。

 

 

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雑学を求めている方向けに、より詳しい違いは続きでまとめました

 

グリュイエールとエメンタールの違いと共通点

グリュイエールとエメンタールは、どちらもスイス生まれのチーズです。

どちらも、大きいことと硬さと日持ちの良さが特徴ですが、細かく見ていくと違いがあります。

では、グリュイエールとエメンタール両方の山地であるスイスのことと、2種類のチーズの違いについて見ていきましょう。

 

スイスでのチーズ作りのこと

 

スイスは資源が乏しく、国土の多くを山地が占めるため穀物生産に向いた平地も少ないため、山地を開拓して牧草地を広げ、牧畜や酪農が発展しました。

 

スイスでは山で食べる保存食として、長期間保存できるチーズづくりが盛んになり、エメンタールやグリュイエールチーズといった、硬くて日持ちするチーズが生まれました。

 

エメンタールもグリュイエールチーズも、チーズ作りの過程で水分をよく切って、乳の固形分が凝縮された固いチーズです。

カット前のチーズの直径は50cm以上と大きく、熟成期間も4ヶ月以上とじっくり時間をかけて作られます。

フランスのカマンベールドノルマンディーの熟成期間が最低21日、ブリードモーの熟成期間が最低4週間というのと比べると、クリーミーで柔らかい白カビチーズよりずっと長い時間熟成させているのですね。

 

2種類のチーズの違い

 

チーズの名前 産地 大きさ 原材料 熟成期間
グリュイエール※ スイス フリブール州 ヴォー州 ヌーシャテル州※ ジュラ州ベルン州の一部地域 

直径55~65cm

重量25~40kg

 

牛乳 最低5ヶ月 ない
エメンタール

スイス

アールガウ州 グラールス州 

シュヴィーツ州

ゾロトゥルン州

ベルン州

ルツェルン州 

直径80~200cm

重量 75~120kg

牛乳 最低4ヶ月 ある

※グリュイエールチーズには、原材料や製法などがより細かく規定されている、グリュイエール・ダルパージュが含まれます。表中で大きさなどを書いたのは、ダルパージュではないグリュイエールのみです。

 

 

エメンタールとグリュイエールチーズの違いは、穴のあるなしと大きさの差が、いちばん目に見えてわかりやすいと思います。

 

エメンタールチーズに、グリュイエールチーズにはない穴が開く理由は、こちらの記事でまとめました。

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エメンタールチーズの穴の理由は虫食いではなくガスによる自然発生