はちみつ美容法超入門編。
安全のために試す前に知りたいことや、手間がかからず簡単なはちみつ美容法をまとめました。
目次
はちみつに美容効果があると言われる理由
はちみつは昔から美容に役立てられてきました。
美容面でのはちみつの使い方は幅広く、全身のケアに使えます。
- 肌に潤いを与える入浴剤として
- はちみつをそのままお肌に塗って使う美顔パックとして
- 地肌を清潔にし、髪をしっとり、指通りを良くするシャンプーやコンディショナーとして
- 肌の清潔とうるおいを守るボディソープとして
はちみつが美容に効果的だと言われるのは、理由があります。
はちみつのビタミン・ミネラルと浸透力を美容法で活用
はちみつの成分は約80%の糖と、約20%の水分です。
ほとんどが糖と水分でできていますが、その他微量の、ビタミンやミネラルを含んでいます。
ビタミンやミネラルは、美容のケアに良いと言われています。
ビタミンC、カリウム、マグネシウム、ナトリウムなどの成分は化粧水にも配合されているスキンケアの友。
はちみつは、それらの美容に良いとされる成分を含んでいます。
美容に良い成分は肌の表面に塗るだけでは効果をあまり期待できず、肌の奥のにまで浸透することで、より効果を期待できるそうです。
はちみつが美容に良いされるのは、ただビタミンやミネラルを含んでいるだけでなく、その成分を肌の奥まで届ける力にも優れていると言われるため。

はちみつは、美容成分が肌の奥まで届くと言われる天然のスキンケア用品。ですが、より高い効果を期待するときは、はちみつの質が大切と言われています
美容にオススメのはちみつとは。食べずに肌のケアに使うなら
はちみつは種類が多く、品質や、色や風味が異なる数々のはちみつがあります。
その中で美容のケアにより良いと言われるのはミツバチの巣から採れたての状態に近い、自然のままのはちみつです。
自然のままのはちみつとは、
- 水あめなどのはちみつ以外の糖が混ぜられたり精製して成分を取り除いたりしていない
- 加熱によってビタミンなどの栄養素を失っていない
- ミツバチが巣で作ったはちみつそのものである
日本のスーパーなどで売られているはちみつは、ほとんどが水あめなどの【はちみつではないもの】を混ぜられていたり、糖度を高めるために加熱して水分を飛ばしていると言われています。
肌の変化を期待するときは、自然のままのはちみつを選んでください。

さらに理想を言えば、肌に塗って美肌効果を狙うなら、はちみつの種類も選ぶといいそうです。はちみつは種類によって味や栄養素が違うと言われています。
美容・肌ケア向けのはちみつの種類とは
美容のケアとして肌に塗って使うなら、はちみつの種類は【ライチはちみつ】【リュウガンはちみつ】が良いと言われています。
- ライチはちみつ・・・抗酸化作用をもつビタミンCや、皮膚粘膜を保護するビタミンB2が多い
- リュウガンはちみつ・・・ミネラルが多い
※はちみつは自然の食品であるため工業製品のような一定した成分は望めません。
成分の含有量は、年度ごとや産地によっても差があることをご了承ください。
これらのはちみつは、良質なものを選べば香水のような香りがあり、美顔パックとして肌に塗ると、香りによってリラックス。

ただ、リュウガンはちみつ・ライチはちみつとも香りに個性があります。お試しになるなら、まずは少量を購入するほうが苦手だったとき困りません
このように、はちみつを美容のケアに利用するときは、できるだけ品質が良いものを使い種類も選ぶとさらに良いと言われています。

大量にあって使い道に困っているはちみつがあったら、安全に気を配った上で、ぜひお試しください♪
はちみつの美容法はやり方も簡単です。
手間をかけようとすればかけられる、はちみつ美容法ですが簡単にするならとことん簡単。
入浴剤として使う
はちみつは、ただお湯に溶かすだけで入溶剤として使えます。
バスタブにお湯をはって、大さじ1~2杯のはちみつを溶かすだけ。
アレンジも簡単で、お好みのバスソルトにはちみつを足すだけ。
はちみつの美容法の中で、入浴剤にする使い方は、香りが苦手なはちみつの消費方法としても使えます。
はちみつを入浴剤として使うとき、バスタブに入れるお湯は、何じゅうリットルから100リットル以上。
その中にたった、15ml~30mlのはちみつを入れるのではちみつのにおいはかなり薄まります。
美顔パックとしてお顔に塗ると、どうしてもはちみつの香りを感じることになるので香りが大嫌いなはちみつを使うのはつらいかも。
香りが苦手だったら、お風呂に少しだけはちみつ入れる使い方がおすすめです。
ボディーソープ・シャンプー・コンディショナーとして使う
はちみつ美容グッズは本格的に手作りしなくても、市販品に混ぜるだけで作れます。
ボディーソープ、シャンプー・コンディショナーにはちみつを混ぜるだけ。
どれも使い方、作り方は簡単。
400~500mlの市販のボディソープ、シャンプー、コンディショナーに、はちみつを大さじ1杯混ぜる。
はちみつ入りボディーソープは肌のカサカサが気になるときに。
肌の清潔とうるおいを保つために役立つそうです。
はちみつ入りシャンプーは、地肌の汚れを落とし、健やかな地肌と髪の健康を守るためにいいそうです。
コンディショナーは、髪の指通りをより良くするために。
塗るだけ美顔パック
はちみつ美容は、簡単に済ませるなら手間はかかりません。
中でもはちみつを顔に塗るだけの美顔パックは、はちみつ以外に準備するものもなく、手軽な美容法です。
やり方は、はちみつを1~2滴手のひらにとり、お水少々とともに顔全体に塗るだけ。
あとは、5分から10分ほどそのまま放置して、ぬるま湯かお水で洗い流してください。
本格的にするなら、泥パックに混ぜたり、ハーブや精製水を準備して作りますが、はちみつを塗るだけでもいいと言われています。

かけられる手間に応じて本格的にやっても良し。ラクに済ませるならとことん、ラクにしても良し。そのユルさがはちみつ美容の良さです♪
このように簡単に試せるはちみつ美容ですが、誰でも、どんな体調でも安全とは言えません。
はちみつを美容のために使うときは、以下のことに注意してください。
はちみつ美容を試す時に安全のために気をつけてほしいこと
お薬によるケアを受けるつもりの方や、今ケアを受けている方は、はちみつによる美容法を試す前に、医師などの専門家に相談してください。
はちみつによる美容のケアを試すときは、アレルギー症状が出ないかどうか確かめるために、まずは少ない量で試してみてください。ヘアカラーなどで、パッチテストをしていただくのと同じ理由です。
皮膚の炎症など、重大な症状がある方や、長い期間トラブルが続いている方、妊婦の方、お子さんに対しては、医師に相談してからはちみつの美容法をお試しください。
妊娠している方は、精油の使用はやめましょう。
はちみつは赤ちゃんに与えると、食中毒の危険性があります。口に入るかもしれないので、赤ちゃんのお風呂に入れたり、顔に塗るのはやめましょう。

はちみつは天然の食べ物ですが、体質によっては合わないかもしれません。体を大切に!

体質と相性がいいことが分かったら、身近な食品でできるスキンケアはメリットいっぱいです♪
※この記事を書く時参考にした本とサイト
毎日がしあわせになる はちみつ生活 (木村幸子)
日本はちみつマイスター協会 基礎講座レシピ集
ミツバチの教科書 (フォーガス・チャドウィック スティーブ・オールトン エマ・サラ・テナント ビル・フィツモーリス ジュディー・アール 他監修 中村 純 訳 伊藤伸子)