タレッジョだけじゃない。イタリアのウォッシュチーズについて

 

ウォッシュチーズといえばお店で見かけるのは、エポワス、モンドール、マンステール、ピエ・ダングロワ、などフランスのチーズが多いと思います。

 

この文章を書くとき参考にした資料でも、フランスのウォッシュチーズの数の多さに比べて、イタリアではウォッシュチーズより、ハードタイプ、セミハードタイプが目立ちました。

 

イタリアではウォッシュチーズはそこまで好んで食べられなかったようですが、北イタリアで伝統的なウォッシュチーズ、タレッジョサルヴァ・クレマスコが作られてきました。

 

タレッジョ、サルヴァ・クレマスコはどちらもウォッシュチーズの中では香りが控えめで優しい味わいと言われており、フランスのエポワスのように強い香りではありません。

 

 

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

 

タレッジョ (DOP)


 

↑味についての説明はショップの情報が詳しいです。

 

 

タレッジョは、10世紀ごろにイタリア北部のタレッジョ渓谷で生まれ、発生地の名前がそのままチーズの名前になったウォッシュチーズです。

タレッジョは、アルプスで夏の間放牧されていた牛の群れが、アルプスの厳しい冬から逃れるために人里に帰る途中、ミルクの余りをとっておくために作られはじめたと言われています。かつては、旅で疲れた牛や牛飼いが由来になって、疲れたという意味の「ストラッキーノ」と呼ばれていたそうです。

 

味の特徴は、ウォッシュチーズの中では食べやすいこと。

熟成中に塩水で表面を洗い、ウォッシュチーズ独特の香りが生まれますが香りは控えめです。

 

 

サルヴァ・クレマスコ(DOP)


 

↑味についての説明はショップの情報が詳しいです。

 

「salva・cremasco」(サルヴァ・クレマスコ)は、春のミルクが豊富にとれる時期に、余ったミルクの利用法として作られていたチーズ。「salvare」は蓄える、貯蔵するという意味があります。

 

ウォッシュチーズと言うと、フランスのモンドールのようなスプーンですくえるほど柔らかなチーズがありますが、このイタリアのサルヴァ・クレマスコはやや硬く、セミハードタイプのチーズのような外見です。

 

また、ウォッシュチーズと言うと独特の香りが強く、チーズを食べ慣れた人に向いたものが多いのですが、サルヴァ・クレマスコはミルクの甘みのある優しい味わいです。