
ジャンナッツブラックシリーズのプレミアムダージリンと、
それより値段が安いヘリテージシリーズのピュアダージンを比べました。
違いは何かなと思った時に読んでみてください。
私には値段ほどの違いが分からなかったのですが、
実際飲み比べて味が分かる方もいると思います。
茶葉などを見て分かる方がいるかもしれません。
そこでティーバックを破って中を見たり
条件を揃えてお茶を入れたりして、写真をとってみました。
目次
ダージリンをブラックシリーズとヘリテージシリーズで比べる
ティーバック↓
ブラックシリーズの茶葉↓
ヘリテージシリーズの茶葉↓
条件をできるだけ揃えてお湯につけてから2分30秒抽出した紅茶↓
左がヘリテージシリーズ、右がブラックシリーズです。
セイロンよりも、同じ抽出時間で色が薄いです。
草っぽいような、爽やかな香りがします。
私は何も言わずにこの2種類のお茶を出されたら、同じお茶だと思うかもしれません。
違うものだと知っているのでなんとなく、香りが違う気がしたのですが、はっきり言葉にできる差は分かりませんでした。
混ざらないように2種類の茶葉をくっつけてみました。
↓
心なしか、ブラックシリーズのプレミアムダージリンのほうが茶葉の色が明るい気がします。
違いがあるように見えるでしょうか?
ジャンナッツのダージリン、ピュアダージリンティーとプレミアムダージリンは確かに違う製品となっていて、メーカーからはそれが説明されています。
ジャンナッツのメーカーのサイトで確認した製品情報
ピュアダージリンティーについて
ダージリンの特徴である、マスカットのような香りと爽やかさを引き出すために夏摘みの紅茶を中心に、ブレンドした紅茶です。
プレミアムダージリンについて
厳選した茶葉を使用したダージリンです。
※参考
(※ダージリンの特徴については後ほどの補足で書きました)
オンラインショップに投稿された口コミの紹介
ジャンナッツのダージリンについて、楽天市場やamazonに投稿された口コミを紹介します。
まずい派・気に入っている派・どちらの意見も集めました。
嗜好品ってだいたい意見が別れているんですよね。
※2019/07/05の時点で楽天市場・Amazonで掲載されていたレビューの一部を紹介しています。
ピュアダージリンティーの口コミ
「濃い目に煮出していれると美味しいです。ハチミツとレモンをいれて飲むときに使っています」
「クセがすごい。ダージリンらしさを感じられず、アールグレイのように臭い」
「おいしかった。また購入します」
「ダージリンらしい香りはほとんどありません。
安価な普通の紅茶だと思って飲むならともかく、ダージリンを期待するとがっかりします。
値段が値段なので期待はしていませんでした。仕方がない」
プレミアムダージリンの口コミ
「香りも味も、何もかもがこれは何だという感じの紅茶。最悪」
「そんなにプレミアムと言う感じはしない。もっと深みのある味を想像していて、思っていたより飲み口に透明感がある紅茶でした」
「値段を見て想像していたより美味しくて驚きました」
口コミの中に「ダージリンらしさはない」という意見がありました。
この、ダージリンらしさについて補足します。
※補足情報 ダージリン紅茶の特徴について
さきほど製品情報の紹介や口コミで、「夏摘み」「マスカットのような」「ダージリンらしさ」などという言葉が出てきました。
これらの言葉の意味を解説しますね。
紅茶の好き具合もそれぞれ、いろんな方が見ていると思われるので、念のため・・・・
※ダージリン
・・・ダージリン紅茶は「紅茶のシャンパン」と呼ばれる、有名な紅茶です。知名度の高さに反して産地は狭く、北東インドの西ベンガル州のごく狭い地域で生産されています。
生産量も、インド全体で1年間に生産される紅茶の全体量の1/100にも満たない紅茶です。
かつてはダージリンと呼ばれる紅茶が大量に流通し、実際の生産量は流通量の1/10ほどという状況だったそうです。
※夏摘みのダージリンについて
ダージリンは収穫する時期によって異なる個性の紅茶になり、年に3回の旬があります。
さいしょの旬は、3月から4月ごろの春先。
次の旬は、5月から6月ごろの初夏。
さいごの旬は、10月から11月ごろの飽き。
ジャンナッツの製品情報で書かれているような「マスカットのような香り」は、二度目の旬である初夏に摘まれた茶葉に、強く現れる特徴です。
※参考
(ダージリンについての情報をまとめるさい参考にした本)
紅茶 味わいの「こつ」 理解が深まるQ&A89
86ページ~93ページ