プロセスチーズがまずい理由と食べ方

プロセスチーズってまずいと感じる人にはまずいようで、うま味がないとか、

たまに石鹸みたいなチーズがあるとか、いろんな表現でまずいと言われています。

 

自分はプロセスチーズが特にまずいとも思わず、どちらかといえば好んで食べているほう。

子供の頃から食べ慣れていているので、たまに食べたくなります。

 

 

プロセスチーズがあんまり、まずいってこきおろされていて残念すぎる。

なので、おいしく食べられそうなレシピをあさっていたら、プロセスチーズの美味しそうな食べ方を発見。

 

まずいとも言われるプロセスチーズが料理の素材として優秀だったので、いくつか食べ方を試してみました。

 

プロセスチーズ嫌いでもおいしく食べられるかは自信がない。

ですが料理にするとかなり変わるのは確か。

意外とおいしいかもしれません。

 

 

プレーンタイプのプロセスチーズの食べ方のみ紹介しています。

甘いお菓子のようなプロセスチーズなど、味付きのプロセスチーズがまずいときは、この記事はお役に立てません。ごめんなさい。

 

 

プロセスチーズをアレンジした食べ方

プロセスチーズがまずいときの食べ方

こちらは明治のプロセスチーズ「十勝6Pチーズ」

そのまま食べるとまずいとまでいかないまでも、クセの無さが味気ないチーズです。

 

それが焼いてみたらとても美味しかった。

 

プロセスチーズがまずいときの食べ方

プロセスチーズの磯辺焼き風

 

【作り方】

プロセスチーズをフライパンにおいて、焼き目がつくまでこんがり焼いたら、しょうゆをたらして海苔ではさむ

 

 

 

こんがり焼けたプロセスチーズにしょうゆの焦げた香りがいいです。

これ元のプロセスチーズと別の食べもの。

しょっぱさと焼けたチーズのとろけ加減がもう、甘口の日本酒がほしくなる。

白米のおかずより、お酒のおともやおやつにする小料理ですね。

 

 

 

ところで、おいしいおいしいって言いましたが、実はおかしいなと作っているときから思っていた。

プロセスチーズがまずいときの食べ方

プロセスチーズを焼いているところ。

液体に溶けて、このままチーズフォンデュに変更しようかと思っていました。

 

参考にしたレシピには、「プロセスチーズには乳化剤が入っていて溶けにくい」と書いてあったはず。

 

三角形の原型が残っていない。

 

プロセスチーズがまずいときの食べ方

溶けて海苔に挟むのがたいへんでした。

 

十勝の6Pチーズは、このまえ食べたエメンタールチーズより、きれいに液体になってくれました。

 

しかも溶け方が独特で、伸びず、糸を引きません。コーンスターチでとろみをつけた牛乳とか、ホワイトソースとか、そんな感じ。

 

 

プロセスチーズフライも試してみましたが、このとおり。

プロセスチーズがまずいときの食べ方

チーズがほとんど流れてしまいました。

流れ出ないように分厚く衣をつけたつもりだったのに。

 

ちなみに食べたらほとんど空洞で衣だけ。

スナック菓子のようで罪悪感があるものの、おやつとして良い感じでした。

 

中身にチーズが残っているフライを食べたかったなあ。

 

 

プロセスチーズは乳化剤の作用で溶けにくいと言われていますが、製品によってはよく溶けるようです。

 

 

フライにするときは、まずはフライパンで焼いてみて溶け具合を確かめたほうが良さそう。

元の形が残らないくらい溶けたらフライはあきらめて、

 

チーズフォンデュ

ハンバーグに包んで焼く

シチューの仕上げに入れてコクを出す隠し味

カルボナーラその他クリームパスタの隠し味

チーズオムレツ

 

溶けてもいいレシピに変更したほうがラクそうです。

 

 

残念だったので、別のメーカーのプロセスチーズでリベンジ。

 

プロセスチーズがまずいときの食べ方

雪印の6Pチーズ。

 

 

さっきの明治のプロセスチーズと同じように、まずは磯辺焼きから。

プロセスチーズがまずいときの食べ方

 

おお、溶けにくい。

ちゃんと形が残っています。

プロセスチーズがまずいときの食べ方

こんがり。

雪印の6Pチーズのほうが、形を残す料理に使いやすいです。

加熱してもトロトロに溶けずに、もっちりしたまま原型を保ってくれます。

 

焼き上がる寸前にしょうゆをたらして、プロセスチーズの磯辺焼きに。

プロセスチーズがまずいときの食べ方

焼いて食べるなら、つくりやすさなら雪印の6Pチーズがいいかんじです。

やわらかさなら明治の6Pチーズ。

 

気を良くして別の食べ方も・・・

 

 

プロセスチーズがまずいときの食べ方

雪印6Pチーズの天ぷら

 

チーズに天ぷら粉をしっかりまぶし、濃いめの天ぷらの衣につけて揚げる。

冷めると固くなるので熱いうちに食べるのが美味しいです。

 

 

加熱しても柔らかすぎない。本当に作りやすい。

フライや天ぷらにするなら明治の6Pではなく雪印でどうぞ。

 

こんどはスモークチーズ作り。

プロセスチーズがまずいときの食べ方

用意するもの

プロセスチーズ

紅茶の茶葉 

(飲んでみてまずかった茶葉で作れます。フレーバーティーはやめたほうが無難)

中華鍋(長時間の加熱に強い鉄鍋で、深さがあるもの)

アルミホイル

揚げ物用の網

中華鍋のサイズにあうフタ

 

ここでの作り方

写真のような状態にセッティングして、フタをして鍋を弱火にかけて、しばらく放っておく。チーズの表面がうす茶色く色づいたら火を止めて冷ます。

温度が上がりすぎるとプロセスチーズが溶けて形が崩れます。

 

 

プロセスチーズがまずいときの食べ方

燻し終わって粗熱が取れたスモークチーズ。

専用のチップがなくてもしっかり燻製風味になりました。

 

 

 

プロセスチーズってまずいというか、少々臭くて味わい深いナチュラルチーズと比べると薄味な存在です。

 

まずいんだよね・・・と思ったら、ナチュラルチーズとは別物と割り切って料理の素材にしたら面白く優秀かもしれません。

 

 

賞味期限は長いし、冷蔵庫に入れておけば味も変わらなくて保存も楽ってナチュラルチーズにはない良さです。

 

 

 

ここで試したプロセスチーズの食べ方の、詳しいレシピはこちらをご覧ください

楽ウマ!チーズレシピ 簡単おつまみからとっておきのご馳走まで85品。 [ 梶田泉 ]

 

この記事でレシピをそのまま転載すると問題があるので、かなり大雑把な紹介になっています。(天ぷらのレシピは本にはのっていません)

 

 

 

食べ方はここまで。

プロセスチーズがまずいかうまいかの話題に入りましょう。

プロセスチーズは本当にまずいのか

 

プロセスチーズはネットを見るとあちこちでまずいと言われています。

 

お土産で1200グラムのブロック状のプロセスチーズをもらった。そのまま食べるとこのプロセスチーズがとてつもなくまずい。

ゴムを食べているよう。

 

 

 

自分個人の感覚だと、日本のチーズよりフランスのチーズのほうがおいしい。

プロセスチーズは日本のチーズもイギリスのプロセスチーズでもおいしくない。

フランス人には、プロセスチーズはチーズではないと言う人も少なくない。

 

 

 

プロセスチーズはまずいかうまいか論争が、紅茶のミルクが先か紅茶が先か論争みたいに起こっていたりして・・・

 

 

プロセスチーズはまずいのか、というと「ぜったいまずい」とも「おいしい」とも言い切れる問題ではないようです。

 

それこそ絶対的な正解がない好き嫌いのお話になってきて、

 

プロセスチーズが好きな人にはおいしい。

嫌いな人にはプロセスチーズがまずい。

 

それだけで終わってもいいくらい。

 

人は子供の頃から食べ慣れているものを美味しいと感じる傾向が強く、なじみのない食べ物は、たとえそれをおいしく食べている人が大勢いても「まずい」と感じてしまいやすいそうです。

 

自分の食習慣から大きくかけ離れた食べ物には、評価が辛くなりがちなんですね。

保守的。

食べ慣れていない、わけのわからないものは、本能的に安心して食べられないからまずいと感じる、という理由もあるそうです。

 

参考※味覚について

味覚と嗜好のサイエンス 伏木 亨

 

そのため、チーズと言ったらナチュラルチーズを食べ慣れている人々が、プロセスチーズはチーズではない、まずい食べ物と言ったとしても不思議ではありません。

 

ともにチーズと呼ばれてはいるものの、プロセスチーズとナチュラルチーズは別物のようなものです。

 

 

プロセスチーズとナチュラルチーズの違いとは

 

プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加工して作った食べ物です。

プロセスチーズ作りでは、形成や熟成を終わっていったん完成したナチュラルチーズを、乳化剤を混ぜて加熱し、いったん溶かし、それを固め直します。

 

 

ナチュラルチーズは、微生物や酵素の働きで、刻一刻とコンディションが変わるデリケートな食べ物です。

しかし、それを加熱したプロセスチーズでは、熱によって殺菌されて酵素の働きも止まり状態が安定します。

 

賞味期限が長く保存も簡単になるということ。

 

ナチュラルチーズでは、たとえ日持ちするハードチーズ(カマンベールのようなソフトでクリーミーなタイプではなく、噛みごたえがある硬いチーズ)であっても、美味しさを保つには日常的なケアが必要だそうです。

 

保存環境が悪いと、苦味や渋みなど、嫌な味がでてまずくなるんだとか。

 

いっぽうのプロセスチーズには、そのような気難しさはなく、家庭の冷蔵庫でしまっておいても風味の変化はあまりありません。

 

ラクな反面、ナチュラルチーズとは香りや味、口当たりも違うものになります。

 

 

プロセスチーズがあちこちでまずいと言われている理由は、ナチュラルチーズとは特徴が違いすぎるからかもしれません。

 

参考※プロセスチーズとナチュラルチーズの違いについて

チーズの教本2019 NPO法人チーズプロフェッショナル協会

チーズのソムリエになる 著 久保田 敬子

 

 

まずいチーズと言ったらもうひとつ

プロセスチーズがまずいときの食べ方

これ。こちらも評価が分かれるチーズ。

このチーズも食べ方でまるで違うものになりました。